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by lungs_ok
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ビジネスの「打ち手」?

もうここずっと何年か気になって仕方がないのだが、
よくビジネス関連の雑誌やWebなどで、
「打ち手」というワードが散見されるように思う。

僕自身も、クライアントの担当者から
「ここは『打ち手』でしょう!」と、
得意げに赤字を入れられ、
気に入らないながらも、
不承不承そのまま世に出してしまったこともある。

想像するに、たぶん、
そこでの彼らの言いたいことは、
「ビジネス上の課題や問題に対して、
 どうやって答えるか、その具体的な対策」
を指しているのだと思う。

元の表現としては「手を打つ」に由来すると思うのだが、
だとするならば、
これって「打ち手」ではなく
「打つ手」が正しいんではないだろうか。

ちなみに僕が今、たまたま読んでいる
大前研一『企業参謀[新装版]』(プレジデント社、1999年)には、
ちゃんと「打つ手」と書いてある(p.45)。
「打ち手」と書くことは、
ビジネス誌上のtechnical termではなさそうだ。

試みに「打ち手」辞書を引けば、
こんな結果が出てくる。
(1)銃砲を撃つ人。射手。
(2)鉦(かね)・太鼓などを鳴らす役。また、その人。
(3)博打(ばくち)・すごろく・碁などを打つ人。また、その技にすぐれた人。
(4)(「討ち手」と書く)「うって(討手)」に同じ。

もしかして「打ち手」と書く人たちは、
「ビジネス課題に対する具体策はあるんだけど、
 それを遂行する人がいないんだよなあ」
として(1)の意味を、
メタフォリカルに使っているんだろうか?

それとも、ビジネスの課題に対するソリューションを
(3)の博打のようなものだと思っているんだろうか?
…恐ろしい…まさかね。
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by lungs_ok | 2010-05-19 11:45 | [job]