読んだ本、観た映画、聴いた音楽、飲んだ酒、作った音楽や料理などなど。


by lungs_ok
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

無地のドレス・シャツを作る。

ドレス・シャツをオーダーメイドした。どうしてシャツをオーダーしたのかというと、実はコートが欲しいからである。身体にフィットするコートを求めるためには、身体にフィットするスーツが必要であり、身体にフィットするスーツを求めるためには、身体にフィットするシャツが必要だと演繹的に導いていった結果である。ずいぶん遠い道のりだ…。

はじめてのオーダーなので、そういう場合はたいてい二枚くらい試してから、あちこち補正していって、本当に身体にフィットするシャツを育てていくというのが定石らしいのだが、なんとはなしに白系とブルー系で二着ずつ、四着作ることにしたのであった。

いろいろ生地見本を出されて、番手がどうのこうの…というウンチクを聞かされることを期待していったのだが、僕が行ったのは、とある百貨店のセール期間中のバンケットルームのワン・コーナー。さまざまな種類や色の生地がガラスのショーケースに入れられていて、メジャーを持ったおじさまたちが二、三人並んでいる。訊けば、まず、ここから生地を選んでから採寸してくれるとのこと。ちょっと想像していたのと違うなあ。

オーダーメイドする事前調べとして、生地はブロードで、ボタンは貝ボタン、前立ては…、ポケットは…云々と、あれやこれや思いを巡らせていたのだが、想像とは違うこの状況に追いつくことに必死で、そのようなディテイルはひと息に頭からすっ飛んでしまった。生地選びから躓くとは…。きっと尋ねればひとつひとつ丁寧に答えてくれたんだろうけどね。

結局、白系・ブルー系共にツイル地とヘリンボーン地を選んだ。立体的な光沢感が気に入ったからである。次に何をするのかというと、襟とカフの形を選ぶ。襟はワイド・スプレッドに、カフは中丸に。四枚とも同じデザインである。そして首やら腕やら手首やらを採寸してもらった。

ひとつだけ念を押したのは、袖の長さである。腕を動かしてもカフが動かないように、長めを希望する。理由はふたつある。腕を動かすたびにカフが動く既成のシャツでは気に入らないからであり、子どもの頃お下がりが多くて手首が丸見えのシャツを着ていたことを思い出すのがイヤだったからである。僕の理想は『オバケのQ太郎』に出てくるハカセ(←こっちのハカセではないけれど)くらいの袖の長さである(ウソ)。

b0049797_152251100.jpg
──そうやってできあがったのが、写真のシャツである。ケータイのカメラで撮影しているので、色もなんだか黄色っぽいのだが、身体にはフィットしていて、着心地はいいと思う。何よりカフが動かないのが良い。…と思っていたのだが、少し生地が薄いのかなあなんていう感想も抱いたのである。

それから、イタリアのシャツみたいに厚くて立派な貝ボタンを付けることや、裁断する前には湯通しを…など、いくつかの「お願いしたかったのだが忘れていたこと」を思い出した。コットンは洗うと数%縮むらしいので、あらかじめ緩めに作っているのだね。どおりで首周りが少し緩いのだね。
[PR]
by lungs_ok | 2007-06-23 23:22 | [style]