ビジネスの「打ち手」?
2010年 05月 19日
もうここずっと何年か気になって仕方がないのだが、
よくビジネス関連の雑誌やWebなどで、
「打ち手」というワードが散見されるように思う。
僕自身も、クライアントの担当者から
「ここは『打ち手』でしょう!」と、
得意げに赤字を入れられ、
気に入らないながらも、
不承不承そのまま世に出してしまったこともある。
想像するに、たぶん、
そこでの彼らの言いたいことは、
「ビジネス上の課題や問題に対して、
どうやって答えるか、その具体的な対策」
を指しているのだと思う。
元の表現としては「手を打つ」に由来すると思うのだが、
だとするならば、
これって「打ち手」ではなく
「打つ手」が正しいんではないだろうか。
ちなみに僕が今、たまたま読んでいる
大前研一『企業参謀[新装版]』(プレジデント社、1999年)には、
ちゃんと「打つ手」と書いてある(p.45)。
「打ち手」と書くことは、
ビジネス誌上のtechnical termではなさそうだ。
試みに「打ち手」辞書を引けば、
こんな結果が出てくる。
(1)銃砲を撃つ人。射手。
(2)鉦(かね)・太鼓などを鳴らす役。また、その人。
(3)博打(ばくち)・すごろく・碁などを打つ人。また、その技にすぐれた人。
(4)(「討ち手」と書く)「うって(討手)」に同じ。
もしかして「打ち手」と書く人たちは、
「ビジネス課題に対する具体策はあるんだけど、
それを遂行する人がいないんだよなあ」
として(1)の意味を、
メタフォリカルに使っているんだろうか?
それとも、ビジネスの課題に対するソリューションを
(3)の博打のようなものだと思っているんだろうか?
…恐ろしい…まさかね。
よくビジネス関連の雑誌やWebなどで、
「打ち手」というワードが散見されるように思う。
僕自身も、クライアントの担当者から
「ここは『打ち手』でしょう!」と、
得意げに赤字を入れられ、
気に入らないながらも、
不承不承そのまま世に出してしまったこともある。
想像するに、たぶん、
そこでの彼らの言いたいことは、
「ビジネス上の課題や問題に対して、
どうやって答えるか、その具体的な対策」
を指しているのだと思う。
元の表現としては「手を打つ」に由来すると思うのだが、
だとするならば、
これって「打ち手」ではなく
「打つ手」が正しいんではないだろうか。
ちなみに僕が今、たまたま読んでいる
大前研一『企業参謀[新装版]』(プレジデント社、1999年)には、
ちゃんと「打つ手」と書いてある(p.45)。
「打ち手」と書くことは、
ビジネス誌上のtechnical termではなさそうだ。
試みに「打ち手」辞書を引けば、
こんな結果が出てくる。
(1)銃砲を撃つ人。射手。
(2)鉦(かね)・太鼓などを鳴らす役。また、その人。
(3)博打(ばくち)・すごろく・碁などを打つ人。また、その技にすぐれた人。
(4)(「討ち手」と書く)「うって(討手)」に同じ。
もしかして「打ち手」と書く人たちは、
「ビジネス課題に対する具体策はあるんだけど、
それを遂行する人がいないんだよなあ」
として(1)の意味を、
メタフォリカルに使っているんだろうか?
それとも、ビジネスの課題に対するソリューションを
(3)の博打のようなものだと思っているんだろうか?
…恐ろしい…まさかね。
by lungs_ok
| 2010-05-19 11:45
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