もう、毎年恒例と言ってもいい、
いつもの場所でのドレス・シャツのパターン・オーダー・メイド。
やはり、気温や湿度が上昇してくると、コットン・ブロードでは汗を吸収したり放出したりすることがない所為か、着心地にしんどいものを感じてくる。
そこで、去年と同じように夏向けのシャツを作ることにした。
リネン/コットンが50%ずつの混紡でブルーのストライプの生地と、春夏素材と言われているコットンのエンド・オン・エンド生地(100番手)のものを選んだ。
エンド・オン・エンドとは、日本語ではハケメというらしく、なるほど、刷毛で引いたような独特の織り模様がある。それで「刷毛目」というんだね。
春夏向けとはいえ、個人的にはアンチ・クールビズを標榜しているので、ネクタイを締めることを想定して(でも普段は締めないのだが…)、ワイド・スプレッド・カラーにする。
今回は、
(1)湯通しを行なう
(2)剣ボロのボタンホールを縦にあける
(3)前立の7番目のボタンホールを横にあける
(4)手首周りのカフのサイズをジャストに近づける(最初に作ったものと比べてみると、結果的に4cm詰めたことになる!)
(5)カフを若干小さくする(8cm→7cm)
生地もサクッと選んで、前回の数値からカフをちょっと変更するくらいの指定だったので、実質10分くらいで終わる。楽だなあ。
そして待つこと1カ月。
リネン/コットン素材のものは、通気性も良く、着ていて気持ちがいい。カフやらカラーやらは去年作ったボタンダウンとは違って、しっかりとした芯地が入っているので、ネクタイを締めてもきちんとサマになるはずだ。
また、初めてのエンド・オン・エンド素材のシャツは、100番手の滑らかな指触りではあるのだが、リネン混紡のシャツと比べてしまうと、通気性という観点ではやや劣る気がする。
ここのブログを見てみると、ツイードに合わせるのをレコメンドしていたりもするので、別に春夏限定というわけではなさそうである。
コットンということで言えば、ローンやボイルの生地が良いのだろうか。あれば、今度はそれで作ってみよう。来年に期待。